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起業で取り組む事業を決める、その時に

そもそも取り組む事業をどうやって考えるのか?

こんにちは。林口です。
突然ですが皆さんは「起業で取り組む事業をどのように決めればいいのか?」という質問にどのように答えられますか?
弊社サイバーエージェント・ベンチャーズ(CAV)は、シード・アーリー・ミドル・レイターと企業ステージを4つに分けるとすると、日本国内ではシード・アーリーステージでご支援を開始することが多いため、このご質問を非常に多くいただきます。そこで今回は私どもなりの考えをご紹介したいと思います。

世の中にある課題や欲求は何か?

こう考えれば成功する、これが正解の考え方だ、というようなものは実際には無いのかも知れません。ですが、あえて一つ挙げるなら、
「対象とする登場人物・組織が抱える課題は何か?
 より一層満たしたいと思う欲求は何か?」
世の中にある課題を解決し、人々の欲求を満たすことが一番のポイントになります。

その市場規模は十分に大きいのか?

それに加えて、取り組む事業の規模を把握するべく、

「課題・欲求の大きさや強さは十分大きいか/強いか?」
という、課題や欲求が満たされた場合の市場規模を試算してみるのが良いと思います。その際に、既に顕在化している市場規模だけで十分に大きいのか、それとも潜在的な成長余地大きいのかを見極めるのも、その後に戦略立案する上で欠かせない要素となります。

中毒性や将来に渡って継続的に使われるのか?

また、業界のスタンダードといわれるサービスに成長させるために、
・登場人物の課題解決のシナリオは明確か。
・課題解決が達成できる、チーム編成かどうか。
・時流の後押しがある、もしくは時流を主体的に生み出せるか。
・継続利用されるためのスティッキネス(中毒性)を見極められているか。
・プラットフォーム依存の場合、将来継続的に利用される見通しがあるのか。
など、参入タイミング、業界のライフタイム、事業のコアコンピタンスまで見極められると、実行プランがより明確になるかと思います。(ここには私どもがノウハウを保有し起業家の皆様と一緒に作り上げていくものも多々あります。)

Dream Concept Sheetの活用

こうした検討要素の抜け漏れをなくすよう、私どもでは『Dream Concept Sheet』 というスライド1枚のシートにまとめておりご出資前のディスカッションや、ご出資後に新規事業を立ち上げる際、あるいは、ピボットを検討する際に運用しています。

あくまで考える時のツールではありますが、これまで累計150社を超えるご出資・ご支援をさせていただいてきた経験やノウハウから、エッセンスを凝縮したものです。
これまで運用してきて、重要なポイントを端的にしっかり掴めますし、ダブルチェックを働かせることがうまくできているのではないかと思っております。
(現在、社外に公開していないため、出し惜しみのようになり申し訳ありません!)

個人的に注目している投資分野

最後に、個人的には「教育・知育分野でのIT活用」という分野には大きなチャンスがある、と考えています。グローバルで見てもそうですが、日本を見てみても、教育分野で解決すべき課題はいくつもあり、IT活用は一つの解決策になると思います。

O2Oと呼ばれている分野もそうですね。また、既に立ち上がって一定の期間が経ったネットメディアも、消費者視点で見ると改善すべき課題が多いと感じています。
徹底した消費者視点に立ち、世の中の課題や欲求を見抜くことで、ブレない事業の軸が見えてくるのではないかと思います。
今回はここまでですが、こういった形で、日々どういったご支援をさせていただいているのか、ご紹介していければと思います。

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