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課題は教育にあり(教育関連スタートアップについて)

こんにちは。竹川です。

北米につづいて日本国内でも教育×ITの分野での起業が盛り上がりを見せています。


試しにCrunchBaseで検索してみてください。

"Education"で1,333社、

"e-learning"で415社、

"online-education"も75社、もがヒットします。

重複はあるにせよ、既に数多くの教育関連スタートアップ/ベンチャー企業が既に世界中に存在することが分かります。

遅ればせながら、ようやく日本でもCtoC、BtoC、BtoBtoC、様々な切り口で既存の教育・学習・知育分野で世界を変革しようとしている企業が生まれ、育ってきているように見えます。

私たちシードアクセラレーター/ベンチャーキャピタルのなかでも興味深くこの分野を見ているキャピタリストは少なくないでしょう。

国の教育再生実行会議の第一回の議事要旨を見ると、下村大臣文部科学大臣兼教育再生担当大臣から"当面の審議内容としては、

①いじめ問題への対応

②教育委員会の抜本的な見直し

③大学の在り方の抜本的な見直し

④グローバル化に対応した教育

等について検討を進めていただき、その後、

⑤6・3・3・4制の在り方

⑥大学入試の在り方

等についても御検討していただきたい。"というコメントが出ています。

現在は①と②の議論が進み始めていますが、国の競争力を上げるという意味ではやはり④が重要ではないかと個人的に考えています。

また、少し遡って2011年に文部科学省により発表された「教育の情報化ビジョン」でもデジタル教科書や最先端デバイスの普及、学習履歴の重要性などに言及されています。

ぜひこのヴィジョンも実行へ向けて具体的に前進させて欲しいと思います。

ちなみに、日本以外のアジアに目を向けてみると、

・中国政府は2020年までに2億人すべての小中学生の教育をオンライン化すると発表

・フィリピン政府は2017年までにすべての学生にタブレット端末を用意すると発表

・韓国の教育省は2015年までに小中学生の教材をすべてデジタル化すると発表

・タイ政府は2012年からすべての小学生にタブレット端末を、すべての中学生にノートパソコンを配布するプロジェクトを開始(1000万人が対象)

・マレーシア首相は2022年までに540万人の学生にタブレット端末を提供し、10000校に4G環境を整備すると発表

・シンガポール教育大臣は12万のモバイル端末を351校へ提供する発表

と各国まずはインフラ、環境からという部分はあるものの、確実にITによる教育改革へ舵を切っていることがわかります。

紙のやり取りや対面での非効率な学習環境を変えるための方策は実行段階に来ています。

すべての学びたいひとが、学びたいときに、学びたい場所で、質の高い(スキルと経験値とモチベーションの高い人間による)教育を、リーズナブルな価格で受けることができる世界が生まれることを期待しています。

そして教育の現場・世界を変えるベンチャー企業にもっと出てきてほしいと切に願っています。

個人的にはプラットフォーム型のビジネス(BtoB)の分野はまだプレイヤーが少なく、事業拡大の余地が大きくあると考えておりますし、投資分野としても有望だと思っています。

そのなかでも総花的にクラウド上へ置き換えることよりも、よりユーザー(教師や生徒や親)の欲求を深掘りできる、専門性を持ったプラットフォーマーがいくつか存在するような世界をイメージしています。

教育機関から入っていくパターンは開拓の難しさもある反面、立ち上がれば業容拡大は早いだろうと思います。

一方でCtoCの中抜きモデルもじっくり取り組むことで特定の分野のブレイクを機に市場を拡大させていくイメージも持てます(スピードはソーシャルの活用の仕方次第かな?)。

ほかには親の側の欲求「子供が勉強をしているという安心感を得たい」を満たしつつ、子供側の「管理されるのはイヤだ」という気持ちも満たす、サービスにも可能性を感じます。

以下に国内中心に私がウォッチしている教育関連のスタートアップ/ベンチャー企業(サービス)を挙げておきます(一部に既コンタクト先やCAV出資先も含みます)。

※もし「掲載に不都合がある」もしくは「掲載してほしい」という企業様がいらっしゃいましたらお手数ですがお問い合わせよりご一報ください(すべてのご要望にお応えできるか分かりませんが)。

[順不同]

Cyta.jp

Street Academy

Quipper

Language Cloud

Schoo

ShareWis

RareJob

Best Teacher

Mana.bo

eboard

Studyplus

SmartEducation

Fantamstick

Life is Tech!

Tech Academy

SuRaLa Net

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この記事の著者

竹川 祐也
株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ
ヴァイス・プレジデント

証券会社系の投資部門、インターネット広告関連企業の代表を経て、2012年11月、サイバーエージェント・ベンチャーズに入社。主に日本を中心としたソーシャル、モバイル(スマートフォン)、EC(ヴァーティカル、O2O)等の領域のベンチャー企業への投資にフォーカスし、投資活動を行っている。早稲田大学 第一文学部卒。