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急速にスマートフォンシフトが進むインドネシア

2013年12月 10%未満
2014年12月 40%前後
2015年04月 70%前後

この数字が何の数字か、想像してみてほしい。

弊社支援先の実績や、その他インターネット企業へのヒアリングから分かる、スマートフォン経由でのトラフィック割合である。

支援先の実数値を見ていると、2014年中盤から急速にスマートフォンシフトが始まっている。

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(出典:eMarketer)

実際にスマートフォンの普及率も急速に成長している。

正確なデータは分からないが、大手携帯販売店からのヒアリング情報を含めるとおそらく現時点でインドネシアにおけるスマートフォンの普及台数6,000万台を突破していると思われる。

また、Android端末が市場の8割以上占めていると言われている。

ここまで急速なスマートフォン普及を予想出来ていなかったインターネット企業も多く、しっかりと対応出来ていないサービスが多数ある状態である。

日本でも起きているように、PCで強かったサービスがスマートフォンシフトに乗り遅れた途端、成長に陰りが出てしまう。インドネシアでも同様の事が起きているため、スタートアップにとっては多くのチャンスがある。

Flipkart to shut down website within a year

上記はインドのニュースだが、最大手ECマーケットプレイスであるFlipkartがウェブサイトを1年以内に閉鎖し、代わりにスマートフォンアプリに特化すると報道された。

日本の感覚からすると、ここまでする必要があるのか?と感じるかもしれないが、一般消費者にPCが普及する以前にスマートフォンが普及し始めている現実を考えると、極めて合理的な判断であると感じている。

インドネシアの弊社支援先各社も昨年中盤よりモバイルファーストを掲げ、スマートフォンを前提としたプロダクト開発体制にシフトさせている。

尚、今後新たに支援させて頂くスタートアップもモバイルファーストであることが必須条件だと考えている。

最後に、インドネシアのスマートフォン市場のポテンシャルに触れたいと思う。

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(出典:eMarketer)

2016年からインドネシアはアジアパシフィック地域において3番目の規模となり、日本を超えるスマートフォン台数になると予測されている。

クレジットカード普及の遅れ、決済手段の不足、モバイルインターネットの接続スピード、課金率の低さ等まだまだ課題は多いが、これらは時間経過とともに改善されて行くと考えられるため、非常に魅力的な市場になって行くだろう。

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この記事の著者

鈴木隆宏
株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズ
ジャカルタオフィス代表

2007年4月、サイバーエージェント入社。その後、バイラル広告代理店 CyberBuzzの立上げに参画した後、SAP事業を行うCyberXにてモバイルソーシャルアプリケーションの立上げ、およびマネジメント業務に従事し、高収益事業への成長に貢献。2011年6月よりサイバーエージェント・ベンチャーズへ入社し、日本におけるベンチャーキャピタル業務を経て、同年10月よりインドネシア事務所代表に就任、インドネシア企業への投資活動及び経営支援業務に従事。早稲田大学 スポーツ科学部卒。

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